2017年地理Bの個別情報

センター試験の地理B(2017年)について1問ごとに問題文と解説の確認ができます。問題番号に「改」が含まれる問題はオリジナルからスマホ学習用に編集されています。

問題番号をクリックすると個別問題にチャレンジできます。

問題文 / 解説
1問1
第1問
地球には多様な海底地形がみられる。図 2 中の①~④は、図 1 中の線 A ~ D のいずれかに沿った海底の地形断面を示したものである。線 B に該当するものを図 2 中の①~④のうちから選べ。ただし、深さは強調して表現してある。 図1 図2
①表①
②表②
③表③
④表④

①× : 線C。オーストラリア北部は多数の島があることからも比較的浅い海が広がっている。
②× : 線D。太平洋の深海が深い部分である。
③〇 : 線B。日本の太平洋側には日本海溝があることからわかる。
④× : 線A。中央の盛り上がりは大西洋中央海嶺である。
2問1
第2問
北半球の高緯度の海域では海氷の分布に違いがみられる。図1 中に示した海域 J ~ M のうち、海氷に覆われにくい海域の組合せとして最も適当なものを次の①~⑥のうちから選べ。 図1
①JとK
②JとL
③JとM
④KとL
⑤KとM
⑥LとM

①× :  ②× :  ③× :  ④× :  ⑤〇 :  ⑥× :  
KとMが海氷に覆われにくい。 Jはグリーンランドの海氷が多い。 Kは高緯度にあるが暖流の北大西洋海流が流れている。 Lはアムール川から流れる淡水の影響もあり塩分濃度が低くなることで海氷がある。 Mは高緯度にあるが暖流のアラスカ海流が流れている。
3問1
第3問
次の図3 は、いくつかの地点における最寒月と最暖月の月平均気温、および最少雨月と最多雨月の月降水量を示している。図 3 中の P ~ S は、図 1 中に示した地点 ア ~ エ のいずれかである。エ に該当するものを選べ。 図1 図3
①P
②Q
③R
④S

①× :  ②× :  ③× :  ④〇 :  
地点ア:地中海性気候であり夏乾燥し冬湿潤。グラフQとPが候補であり、気温差が小さいほうのグラフQ。 地点イ:砂漠気候であり気温の動きが大きく降水量が少ないのでグラフR。 地点ウ:地中海性気候であり夏乾燥し冬湿潤。グラフQとPが候補であり、気温差が大きいほうのグラフQ。 地点エ:温暖湿潤気候であり気温差が大きく湿潤のグラフS。
4問1
第4問
次の図4は、アドリア海沿岸のヴェネツィア(ベネチア)周辺の地形を示したものである。図4 に関連したことがらについて述べた下の文章中の下線部①~④のうちから、適当でないものを選べ。 図4 ヴェネツィア(ベネチア)周辺には、河川や海の営力によって形成された様々な地形がみられる。沿岸流で運ばれた砂や泥などによって構成される力の ①砂洲 がみられ、それによってアドリア海と隔てられたキの水域は ②潟湖(ラグーン) に位置する。この水域には、河川が運搬した砂や泥などによって形成されたクのような ③陸繁島(りくけいとう) がみられる。ケ の島々に立地する旧市街地は、砂や泥が干潮時に現れる ④干潟 の高まりを利用して形成された。
①砂洲(①)
②潟湖(②)
③陸繁島(③)
④干潟(④)

①× : 砂州とは流水によって形成される砂の堆積構造。湾の口をふさぎ対岸へ達した細長い砂礫の堆積地形。
②× : 潟湖(ラグーン)とは湾口に発達した砂州などにより外海と切り離されて生じた浅い湖。
③〇 : 陸繁島とは砂州によって大陸や大きな島と陸続きになった島のことであり、クの鳥跡状三角州とはことなる。
④× : 干潟とは、潮が引いたときにあらわれる遠浅の浜。
5問1
第5問
自然災害にともなう被害は、各地域の自然環境とともに社会・経済状況などに影響される。次の図5 は、1978年から2008年の期間に世界で発生した自然災害*について、発生件数**、被害額、被災者数の割合を地域別に示したものであり、図 5 中の X ~ Z は、アジア、アフリカ、南北アメリカのいずれかである。X ~ Z と地域名との正しい組合せを選べ。 *死者10人以上、被災者100人以上、非常事態宣言の発令。国際救助の要請のいずれかに該当するもの。 **国ごとの件数をもとに地域別の割合を算出。 大規模自然災害の場合には、複数の国 図5
①X:アジア、Y:アフリカ、Z:南北アフリカ
②X:アジア、Y:南北アフリカ、Z:アフリカ
③X:アフリカ、Y:アジア、Z:南北アフリカ
④X:アフリカ、Y:南北アフリカ、Z:アジア
⑤X:南北アフリカ、Y:アジア、Z:アフリカ
⑥X:南北アフリカ、Y:アフリカ、Z:アジア

①× :  ②〇 :  ③× :  ④× :  ⑤× :  ⑥× :  
Xはどのグラフでも大きな割合を占めており、陸面積や人口が多いアジアである。 Yはアジアの次に被害額が大きくアメリカである。 Zは被害額が小さく経済的にもアフリカである。
6問1
第6問
次の図6 は、ある地域の火山防災マップである。図 6 から読み取れることがらを述べた文として下線部が適当でないものを選べ。 図6
①地点 サ の農地では、火山噴火が生じた場合、火山灰が降って農作物に被害が出る可能性がある。
②地点 シ の国道では、火山噴火が終わった後にも、土石流が発生して通行ができなくなる可能性がある。
③地点 ス の家屋は、火山噴火にともなって生じる火砕流の熱風で焼失する可能性がある。
④地点 セ の家屋は、土石流の影響によって損壊する可能性が低いのに対して、火砕流の被害を受ける可能性は高い。

①× :  ②× :  ③× :  ④〇 : セ の家屋は、土石流の影響も大きい。
7問2
第1問
日本の農業とそれに関連したことがらについて述べた文として下線部が適当でないものを次の①~④のうちから一つ選べ。
①外国産の安価な農産物の輸入増加を受け、政府は農業経営の効率化を支援している。
②消費者が食料品の生産地を知ることができるように、牛肉についてはトレーサビリティ(生産履歴追跡)制度が整備されている。
③世界的に遺伝子組み換え作物の生産量が増えており、それらを使用した加工食品が輸入されている。
④輸送技術の発達により冷凍野菜の輸入量は増加しているが、生鮮野菜は鮮度を保つことが困難であるため輸入量は伸びていない。

①× : 政府は国内の農業家に対して補助金などの支援を行っている。
②× : トレーサビリティー制度とは生産から廃棄までの流通経路を追跡可能とする仕組みであり、牛肉については米国のBSE問題もあり義務化されている。
③× : 遺伝子組み換え作物の輸入は禁止されていないが、表示が義務つけられている。
④〇 : 輸送技術の発達により生鮮野菜の輸入も増えている。
8問2
第2問
次の図1 は、いくつかの地域について、農林水産業*従事者1人当たりの農地面積とGDP(域内総生産)に占める農林水産業のを示したものであり、①~④は、アジア、アフリカ、オセアニア、北アメリカのいずれかである。アジアに該当するものを図1中の①~④のうちから一つ選べ。 *狩猟業を含む。 図1
①表①
②表②
③表③
④表④

①× : 表中の①は農林水産業の依存が大きいことからアフリカである。
②〇 : 表中の②はアフリカ(①)についで農林水産業費率が大きいアジアである。
③× : 表中の③は広大な土地で農業を行いつつ他産業の盛んなオセアニアである。④と迷うが面積の大小で比較する。
④× : 表中の④は、広大な面積で農業を行い、かつ他産業も活発なために農林水産業の比率が小さいアメリカである。
9問2
第3問
バイオマスエネルギーとその利用について述べた文として適当でないものを次の①~④のうちから一つ選べ。
①EU(欧州連合)では、環境負荷を減らすために木くずなどを発電用の燃料として利用することが推進されている。
②食用の穀物がエネルギー源として利用されることもあるため、食料価格の高騰をまねくおそれがある。
③大規模な発電施設の開発を必要とするため、発展途上国ではほとんど利用されていない。
④燃焼しても大気中の二酸化炭素の総量に与える影響が小さいため、カーボンニュートラルなエネルギーとされる。

①× : ヨーロッパではバイオマスの利用が盛んである。
②× : トウモロコシのように食品価格が高騰し影響を受けたものもある。
③〇 : 発展途上国においてもバイオマスエネルギーの活用は行われている。
④× : カーボンニュートラルとは、自然の植物や森林などに吸収される二酸化炭素の量と、工場などで排出された二酸化炭素の量が等しい状態をいう。
10問2
第4問
次の表1 は、いくつかの国について、エネルギー輸入依存度*と鉱工業就業人口の割合を示したものであり①~④は、イギリス、オストラリア、ドイツ、日本のいずれかである。ドイツに該当するものを表 1 中の①~④のうちから一つ選べ。 *1次エネルギーの総供給量に対する輸出入量の比率で、マイナス値は輸出量が輸入量を上回っていることを示す。 (表中の統計年次は、エネルギー輸入依存度が2012年、鉱工業就業人口の割合が2013年。World Development Indicatorsなどにより作成。) 表1
①表①
②表②
③表③
④表④

①× : 表中の①はエネルギー輸入依存が90%を超えているためエネルギー輸出は10%に満たないことを意味しており、日本が該当する。
②〇 : 表中の②は、ルール炭田で算出される石炭の輸出があることや、工業が発展していることからドイツが該当する。
③× : 表中の③は、北海油田で石油を算出しているイギリスが該当する。
④× : 表中の④は、エネルギー輸入依存度が極めて小さいことから輸出傾向が高いことがわかる。エネルギーの輸出が大きいのはオーストラリアである。
11問2
第5問
次の図 2 中の ア ~ ウ は、石炭の生産量、輸出量、消費量のいずれかについて、上位8か国 ・ 地域とそれらが世界に占める割合を示したものである。 指標名と ア ~ ウ との正しい組合せを①~④のうちから一つ選べ。 図2
①生産量ア、輸出量イ、消費量ウ
②生産量ア、輸出量ウ、消費量イ
③生産量イ、輸出量ア、消費量ウ
④生産量イ、輸出量ウ、消費量ア
⑤生産量ウ、輸出量ア、消費量イ
⑥生産量ウ、輸出量イ、消費量ア

①× :  ②× :  ③× :  ④〇 :  ⑤× :  ⑥× :  
ア 消費量である。日本が含まれていることから。 イ 生産量である。石炭の世界最大の生産・消費国は中国である。 ウ 輸出量である。生産国であるオーストラリアが含まれていることから。
12問2
第6問
次の カ ~ ク の文は、デトロイト、バンコク、ロッテルダム(ユーロポート)のいずれかを中心とする工業地域の特徴をそれぞれ述べたものである。地域名と カ ~ ク との正しい組合せを選べ。 カ 20世紀中頃に貨物輸送のための港湾施設が河川沿いに整備され、石油化学コンビナートが立地する大規模な臨海工業地域として発達した。 キ 水運をいかして、周辺地域で生産された粗鋼やエネルギー資源と結びつき、20世紀初頭から大量生産方式により自動車が製造されてきた。 ク 都市の郊外に工業団地がつくられて外国からの投資による工業化が進展し、1990年代以降は自動車組立工業が発達した。
①デトロイト:カ、バンコク:キ、ロッテルダム:ク
②デトロイト:カ、バンコク:ク、ロッテルダム:キ
③デトロイト:キ、バンコク:カ、ロッテルダム:ク
④デトロイト:キ、バンコク:ク、ロッテルダム:カ
⑤デトロイト:ク、バンコク:カ、ロッテルダム:キ
⑥デトロイト:ク、バンコク:キ、ロッテルダム:カ

①× :  ②× :  ③× :  ④〇 :  ⑤× :  ⑥× :  
カ ロッテルダムが該当。港湾施設であるユーロポートが有名。 キ デトロイトが該当。自動車の大量生産がキーワード。 ク バンコクが該当。
13問3
第1問
次の写真 1 中の ア ~ 工 は、世界の都市でみられる住宅景観を示したものである。写真 1 中のア ~ エ のうちからを説明した文として下線部が適当でないものを下の一つ選べ。 写真1
①ア はモスクワであり、建物が整然と配置された集合住宅地区が郊外に形成されている。
②イ はロサンゼルスであり、庭や車庫を持つ低層の戸建て住宅地区が都心部に形成されている。
③ウ はアモイ(中国)であり、さまざまな大きさや高さの建物が高密度に混在している。
④エ はニュルンベルク(ドイツ)であり、教会などの歴史的建築物や高さのそろった中層の建物からなる旧市街が保存されている。

①× : 社会主義時代にロシアで建設された集合住宅地である
②〇 : 他選択肢の消去法で残るが写真は都市部ではなく郊外の住宅地である。
③× : 中国では大小さまざまな住宅が密集している
④× : ドイツには歴史的な建造物が多い
14問3
第2問
都市や村落の成り立ちについて述べた文として最も適当なものを次の①~④のうちから一つ選べ。
①唐の長安を模して、放射・環状の街路網を特徴とする計画都市が、古代の日本にも建設された。
②江戸時代の日本では、社会が安定したことで、主要な街道の中継点や分岐点に自治権をもつ自由都市が形成された。
③西部開拓時代のアメリカ合衆国では、タウンシップ制のもとで、直交する道路に沿って家屋が隣接する集村が形成された。
④近代には、業革命の進展にともなって、マンチェスターやエッセンなどの工業都市が成長した。

①× : 日本では放射・環状ではなく、平安京のような格子状が正しい。
②× : 江戸幕府の統制が強く自由都市は形成されなかった。
③× : タウンシップ制とは公有地の分割制度であり、広大な土地で行われたために集村ではなく散村になった。
④〇 : マンチェスターやエッセンは業革命の進展にともない工業都市として成長した。
15問3
第3問
次の図 1 は、いくつかの国における人口の偏在の度合い*と1人当たりの国内地域間格差を示したものであり、①~④は、オーストラリア、オランダ、南アフリカ共和国、メキシコのいずれかである。オーストラリアに該当するものを図 1 中の①~④のうちから一つ選べ。 *総人口のうち、人口密度の高い上位10%の地域に住む人口の比率。 図1
①表①
②表②
③表③
④表④

①× : 表中の①は南アフリカ共和国。白人と黒人の格差が大きいが人口偏在の度合いは小さい。
②× : 表中の②はオランダ。国土面積が小さいために人口偏在の度合いは小さく地域格差も小さい。
③× : 表中の③はメキシコ。発展途上国のために地域格差が大きい。
④〇 : 表中の④はオーストラリア。砂漠があることで人口偏在の度合いが大きい。
16問3
第4問
次の図 2 は、いくつかの時期における東京圏(島嶼部を除く東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の市区町村別人口増加率を示したものであり、カ ~ ク は、1985年~1990年、1995年~2000年、2005年~2010年のいずれかである。図 2 中の カ ~ ク について古いものから年代順に正しく配列したものを選べ。 図2
①カ→キ→ク
②カ→ク→キ
③キ→カ→ク
④キ→ク→カ
⑤ク→カ→キ
⑥ク→キ→カ

①× :  ②× :  ③× :  ④× :  ⑤〇 :  ⑥× :  
カ 1995~2000年。ドーナツ化現象から都心回帰への変遷期である。 キ 2005~2010年。都心回帰の動きがみられる。 ク 1985~1990年。ドーナツ化現象がみられる。
17問3
第5問
"次の図 3 は、老年人口率*、老年人口の増加率、老年人口1,000人当たりの養護老人ホーム**定員数を都道府県別に示したものである。図3 に関することがらについて述べた下の文章中の下線部①~④のうちから、適当でないものを一つ選べ。 *総人口に占める65歳以上の人口の割合。 **自宅での介護が難しい高齢者が入所する介護施設。 図3 日本では高齢化が進んでいるが、高齢化の進展には地域差がある。①老年人口率は、三大都市圏よりも非大都市圏で高い。また、非大都市圏に比べ、②老年人口の増加率が高い地域は三大都市圏に多く③老年人口1,000人当 たりの養護老人ホーム定員数も三大都市圏で多い傾向がある。三大都市圏では④高度経済成長期に流入した当時の若年層が高齢期に入り、さらなる老年人口の増加が見込まれる。
①下線①
②下線②
③下線③
④下線④

①× : 左図の通り、老年人口率は三大都市圏よりも非大都市圏で高い。
②× : 中央図の通り、老年人口の増加率が高い地域は三大都市圏に多い。
③〇 : 右図では老年人口1,000人当 たりの養護老人ホーム定員数が三大都市圏で多いことはわからない。
④× : 三大都市圏の団塊世代のことを示している。
18問4
第1問
次の ア ~ ウ の文は、図 1 中の A ~ C 付近のいずれかにみられる特徴的な地形について述べたものである。ア ~ ウ と A ~ C との正しい組合せを、下の①~⑥のうちから一つ選べ。 ア 風で運ばれたレスが厚く堆積している高原がみられる。 イ 石灰岩が侵食されたタワーカルストがみられる。 ウ 氷河によって形成されたモレーンがみられる。 図1
①ア:A、イ:B、ウ:C
②ア:A、イ:C、ウ:B
③ア:B、イ:A、ウ:C
④ア:B、イ:C、ウ:A
⑤ア:C、イ:A、ウ:B
⑥ア:C、イ:B、ウ:A

①× :  ②× :  ③× :  ④〇 :  ⑤× :  ⑥× :  
ア B地点が該当。レスとは黄土のことである。 イ C地点が該当。タワーカルストが有名。石灰岩の溶食が進み、一部の場所では石灰岩質が完全に溶けきってしまうことによって形成される。 ウ A地点が該当。モレーンとは、氷河が谷を削りながら流れる時に、削り取られた岩石などが土手のように堆積した地形のことである。
19問4
第2問
次の図 2 中の①~④は、図 1 中の J ~ M のいずれかの都市における月平均気温と月降水量をハイサーグラフで示したものである。Mに該当するものを図 2 中の①~④のうちから一つ選べ。 図1 図2
①表①
②表②
③表③
④表④

①× : Kに該当。高緯度のために気温差が大きい。夏多雨・冬少雨である。
②× : Lに該当。低緯度であり最も高温多雨
③〇 : Mに該当。最も低緯度だが標高が高いために温和。
④× : Jに該当。最も高緯度であり気温差が大きく粘稠乾燥。

ハイサーグラフとは縦軸に気温、横軸に降水量をとり、各月の気温と降水量が一致する点を1月から12月まで結んだグラフ。
20問4
第3問
次の図3 は、いくつかの農作物の作付面積について、中国*全体に占める省**ごとの割合を上位10省まで示したものであり、カ ~ ク はイモ類、茶、野菜のいずれかである。カ ~ ク と品目名との正しい組合せを、下の①~⑥のうちから一つ選べ。 *台湾ホンコン、マカオを含まない。 **省に相当する市・自治区を含む。 図3
①カ:イモ類、キ:茶、ク:野菜
②カ:イモ類、キ:野菜、ク:茶
③カ:茶、キ:イモ類、ク:野菜
④カ:茶、キ:野菜、ク:イモ類
⑤カ:野菜、キ:イモ類、ク:茶
⑥カ:野菜、キ:茶、ク:イモ類

①× :  ②× :  ③〇 :  ④× :  ⑤× :  ⑥× :  
カは茶が該当。茶は水はけがよく高温多雨の気候が適しているため中国南部に集中している。 キはイモ類が該当。イモは乾燥に強く中国の内陸が産地。 クは野菜が該当。野菜は鮮度が大切であり交通条件が良い都市部近郊が多い。
21問4
第4問
次の図4 は、中国各地の観測地点における、冬季の大気中の硫黄酸化物濃度を示したものである。図4 から読み取れることがらとその背景について述べた下の文章中の下線部①~④のうちから、適当でないものを一つ選べ。 図4 中国では大気汚染が深刻化しており、原因物質の一つである硫黄酸化物の排出には、石炭の燃焼が大きく影響している。冬季の硫黄酸化物濃度をみると。①古くから重工業が盛んな P 地域に値の高い地点が多く②冬季に暖房の使用が多い寒冷な Q 地域にも値の高い地点がみられる。また、経済特区の設置により経済発展が進む③温暖な気候の R 地域では値が低い。硫黄酸化物濃度の高い地点から拡散する大気汚染物質は、④貿易風の風下に位置する朝鮮半島や日本列島の降水を酸性化させるなど、国境を越えた影響も引き起こしている。
①下線①
②下線②
③下線③
④下線④

①× : P地域では古くから重工業が発達した。
②× : 冬季の寒さが厳しいのはQ地点である。
③× : 温暖な気候では暖房の使用は少ない。
④〇 : 貿易風ではなく偏西風の誤り。貿易風とは亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ恒常的に吹く東寄りの風。
22問4
第5問
中国では、沿海部と内陸部の経済発展に違いがある。図 1 中のシャンハイ(上海)市とチンハイ(青海)省にかかわることがらについて述べた文として最も適当なものを次の①~④のうちから一つ選べ。 図1
①シャンハイ市では、都市出身者と農村出身者の戸籍の違いによる医療などの社会保障の格差は小さい。
②シャンハイ市の経済成長は著しいが、冷蔵庫やカラーテレビの普及率はいまだに低い。
③チンハイ省では西部大開発が進み、中国最大の油田から沿海部に石油が供給されている。
④チンハイ省のシーニン(西寧)とチベット自治区のラサを結ぶ鉄道が開通し、省内の経済活動が活発化しつつある。

①× : 都市出身者と農村出身者の格差は大きい。
②× : 現在では冷蔵庫やカラーテレビの普及率が低いとは言えない。
③× : 中国最大の油田はターチン油田である。
④〇 : チンツァン鉄道の開通で経済活動も活発化してきている。
23問4
第6問
中国には、数多くの民族が居住している。少数民族が多く居住する地域にかかわることがらについて述べた文として適当でないものを次の①~④のうちから一つ選べ。
①学校教育では、少数民族独自の言語の使用が認められていない。
②漢族の人口が増加し、少数民族と漢族との摩擦や衝突が発生している。
③少数民族の風俗習慣には独自性があり、漢族と異なる信仰や食文化もみられる。
④地域独自の自然環境や文化が観光資源となり、観光客が増加している。

①〇 : 中国では地域毎に少数民族言語の学校教育も行っている。
②× : 人口増加により他の少数民族との衝突が発生している。
③× : 少数民族の風俗習慣には独自性がある。
④× : 観光客の増加に伴い環境破壊も発生している。
24問5
第1問
次の図1 はスペインとドイツの国土を模式的に示したものである。また、下の図 2 中の ア と イ は、図 1 中の X と Y のいずれかの経線*に沿った標高の分布を示したものであり、図 3 中の A と B は、図 1 中の X と Y のいずれかの経線に沿った年降水量の分布を示したものである。図 2 中の ア と イ および図 3 中の A と B のうち、ドイツに該当する正しい組合せを選べ。 *線 X ・ Y の実距離は等しい。
①標高:ア、年降水量:A
②標高:ア、年降水量:B
③標高:イ、年降水量:A
④標高:イ、年降水量:B

①× :  ②× :  ③〇 :  ④× :  
アはスペインの標高分布(中央にピレネー山脈)であり、年降水量はB(地中海性気候)である。 イはドイツの標高分布(比較的平原)であり、年降水量はA(西岸海洋性気候)である。
25問5
第2問
次の図4 は、スペインとドイツにおけるいくつかの農作物の主な産地を示したものであり、①~④はオリーブ、小麦、ブドウ、ライ麦のいずれかである。 ブドウに該当するものを、図 4 中の①~④のうちから 一つ選べ。 図4
①図①
②図②
③図③
④図④

①× : 全域で栽培されていることから小麦が該当。
②〇 : ブドウが該当する。ブドウは地中海沿岸からドイツ南部エリアまで広がっている。
③× : 緯度が高い寒いエリアで栽培されるライ麦が該当する。
④× : オリーブが該当する。地中海沿岸で栽培されている。
26問5
第3問
次の図5 は、スペインとドイツの国土を四分割*したものであり、下の図 6 中の カ と キ は、図5 のように分割した範囲に含まれるスペインとドイツのいずれかの人口規模上位 20 位までの都市について、都市数を示したものである。 また、次ページの表1 は、スペインとドイツの人口規模上位 5 都市における日系現地法人数**を示したものであり、D と E はスペインまたはドイツのいずれかである。図 6 中の カ と キ および表 1 中の D と E のうち、ドイツに該当する正しい組合せを選べ。 *島嶼部を除いた大陸部分の国土を対象に正方位で四分割した。 **日本企業の出資比率が 10 %以上(現地法人を通じた間接出資を含む)の現地法人数。
①都市数:カ、日系現地法人数:D
②都市数:カ、日系現地法人数:E
③都市数:キ、日系現地法人数:D
④都市数:キ、日系現地法人数:E

①× :  ②〇 :  ③× :  ④× :  
ドイツの都市数がカ(旧西ドイツ側に人口が集中)、日系現地法人数はE(2位以下にも全般的に分布) スペインの都市数はキ、日系現地法人数はD(首都マドリードとバルセロナに集中)
27問5
第4問
スペインとドイツはともにEU(欧州連合)諸国と密接な経済関係がある。次の図7 は、いくつかの国におけるそれぞれの国に対する輸出額を示したものであり、サ ~ セ はスペイン、ドイツ、フランス、ポルトガルのいずれかである。 スペインに該当するものを選べ。 図7
①サ
②シ
③ス
④セ

①× :  ②× :  ③〇 :  ④× :  
考え方 ・サ、シは国間の輸出額が最も大きいことからドイツかフランス。 ・最も輸出が大きいシがドイツ、残りのサがフランス ・フランス(サ)との貿易が大きいスがスペイン。 ・残りのセはポルトガル
28問5
第5問
スペインとドイツの移民および外国旅行について述べた次の文章中の下線部①~④のうちから、適当でないものを一つ選べ。 スペインには歴史的経緯や文化の共通性により、①南アジアからの移民が多い。ドイツには②トルコからの移民労働者が多く流入し、西ドイツの経済発展に大きな役割を果たした。外国旅行をみると、ドイツもスペインも海外への旅行者の送り出し、海外からの旅行者の受け入れが活発である。外国旅行の送り出し数と受け入れ数を比較すると、③ドイツは送り出し超過であり、④スペインは受け入れ超過である。
①下線①
②下線②
③下線③
④下線④

①〇 : スペインへの移民は旧スペイン植民地(モロッコや南アメリカ)である。
②× : ドイツ人は、ドイツ国内のトルコ人移民のことをガストアルバイターと呼びます。
③× : ドイツから気候がよいスペイン側への移動は多い
④× : 下線③の解説と同じ。
29問6
第1問
校生のノゾミさんは、次の図1 に示した壱岐島(長崎県壱岐市)の地域調査を行った。 この地域調査に関する下の問いに答えよ。 図1 ノゾミさんは、壱岐島に向かう前に、次の図2 の20万分の1 地勢図(原寸、一部改変)を使って壱岐島の地形を調べた。 図2 から読み取れる地形について説明した下の文章中の下線部①~④のうちから、適当でないものを一つ選べ。 図2 壱岐島は溶岩台地が広い範囲を占める平坦な島で、①最も高い地点のは100 m 以下である。 地点 X 付近は島内で最も広い沖積平野であり、②内海(うちめ)に流入する河川の流域に属する。③島の西部にはリアス海岸がみられ、また、④島の北東部の赤瀬鼻(あかせばな)には海食崖が形成されている。
①下線①
②下線②
③下線③
④下線④

①〇 : 南部に213mの山が存在している。
②× :  ③× :  ④× :  
30問6
第2問
芦辺港に着いたノゾミさんは周囲の景観を観察した。次の図3 は、図 2 中の Y の範囲における1926年と2006年に発行された2万5千分の1 地形図(原寸、一部改変)である。図3 から読み取れるこの地域の変化について述べた文として最も適当なものを次ペー ジの①~④のうちから一つ選べ。 図2 図3
①芦辺から当田触(とうだふれ)へ向かっていた主要道路は、他の道路の整備によって寸断されている。
②芦辺港南北両岸の一部水域が新たに陸地化され、そこには両岸とも水田がみられる。
③芦辺港の南北を結んでいた渡船が廃止された。
④梅ノ木(うめのき)ダムが建設され、水力発電が行われるようになった。

①× : 図3の1926年で記載されている芦辺から当田触の道は2006年の地図でも記載がある。
②× : 北側は水田化されているが南側は水田化になっていない。
③〇 : 2006年の地図では南北を渡す橋ができており渡し船は不要となっている。
④× : ダムはあるが発電所の建設は地図から見られない。
31問6
第3問
ノゾミさんは、芦辺港周辺を歩いて観察するうち、地形や農地の景観の違いに気づいた。次の写真 1 中のA ~ C は、図 3 中の ア ~ ウ のいずれかの地点において矢印の方向を撮影したものである。A ~ C と ア ~ ウ との正しい組合せを選べ。 図3 写真1
①ア:A、イ:B、ウ:C
②ア:A、イ:C、ウ:B
③ア:B、イ:A、ウ:C
④ア:B、イ:C、ウ:A
⑤ア:C、イ:A、ウ:B
⑥ア:C、イ:B、ウ:A

①〇 :  ②× :  ③× :  ④× :  ⑤× :  ⑥× :  
A 水田の広がりからア B 標高の高い山が近くにみられることからイ C 緩やかに下っていることからウ
32問6
第4問
バスで壱岐島を回ったノゾミさんは、図 2 中の Z 付近で、背後に樹林をともなった民家が数多くあることに気づき図書館に立ち寄って収集した資料から、その樹林が背戸山(せどのやま)と呼ばれることを知った。次の図4 は、その資料に掲載されていた、背戸山を備える伝統的な民家の模式図である。この背戸山が形成された主な目的を述べた文として最も適当なものを選べ。 図2 図4
①竜巻による被害を軽減する。
②フェーン現象による高温の風を防ぐ。
③冬の季節風を防ぐ。
④やませによる被害を軽減する。

①× : 竜巻の方向は予測が難しいため背後の山の妥当性は不明。
②× : フェーン現象は高い山で発生するものであり、壱岐島程度では発生しない。
③〇 : 北西からの季節風を防ぐために背後の山がある。
④× : やませは東北地方で発生するものである。
33問6
第5問
芦辺港に戻って漁港を見学したノゾミさんは、漁業協同組合で話を聞くことにした。次ページのノゾミさんと漁業協同組合職員との会話文中の空欄【カ】と【キ】に当てはまる語の正しい組合せを①~④のうちから一つ選べ。 ノゾミ 「壱岐島では漁業が盛んなのですね。どんなものがとれるのですか」 職 員 「ウニやマグロ、ブリも有名だけど、最も多いのはやっばりイカだね。イカ釣り漁船がたくさん見えるだろう」 ノゾミ 「壱岐島の周りは好漁場になっているということですか」 職 員 「島の北西に七里ヶ曽根(しちりがそね)というバンク(浅堆)があって、そこが好漁場になっている。 また【カ】が流れ込んでいるのも要因として大きいね。 そのおかげで壱岐島では真珠も養殖されている」 ノゾミ 「なるほど。では、壱岐島の漁業経営にはほかにどんな特徴がありますか」 職 員 「全国的な問題だけど、漁獲減や後継者不足が深刻だね。 また表1 を見ると、全国に比べて壱岐島の漁家の経営規模は【キ】といえるね」 表1 *企業なども含まれるが大半は個人経営の漁家。ただし、過去1年間における漁業の海上作業従事日数が30日未満の個人経営の漁家を除く。 **無動力漁船、船外機(取り外し可能なエンジン)付漁船を除く。 統計年次は2013年。 漁業センサスにより作成。
①カ:寒流、キ:大きい
②カ:寒流、キ:小さい
③カ:暖流、キ:大きい
④カ:暖流、キ:小さい

①× :  ②× :  ③× :  ④〇 :  
カ 壱岐島は暖流の対馬海流上に位置している。 キ 表1の1経営体当たりの漁船数をみると、1隻で行っている割合が全国より高いために経営規模は小さいことがわかる。
34問6
第6問
壱岐島の離島としての特徴に関心をもったノゾミさんは、いくつかの社会的な指標から壱岐市と長崎県内の他の市町とを比較した。次の図5 は、長崎県内の人口 5万人以上の市の分布と、長崎県におけるいくつかの指標を市町ごとに示したものであり、E ~ G は、居住する市町内で買い物をする割合*、小学校の複式学級率**、人口 1,000 人当たりの医師数のいずれかである。指標名と E ~ G との正しい組合せを、①~⑥のうちから一つ選べ。 *購入金額に占める割合。通信販売による購入は他の市町での買い物に含める。 **全児童数に占める複式学級(複数の学年をまとめて授業を行う学級)児童数の割合。 図5 統計年次は2012年。長崎県の資料により作成。 各選択肢のE ~ G は以下の順序で並んでいる ・居住する市町内で買い物をする割合 ・小学校の複式学級率 ・人工1,000人当たりの医師数
①E、F、G
②E、G、F
③F、E、G
④F、G、E
⑤G、E、F
⑥G、F、E

①〇 :  ②× :  ③× :  ④× :  ⑤× :  ⑥× :  
居住する市町内で買い物をする割合:各島は居住地での買い物になる事、本島内は人口に比例することからEが該当。 小学校の複式学級率:人口が小さいほど複式学級になるためFが該当。 人工1,000人当たりの医師数:各島での医師数は少ない傾向があるためGが該当。
35問6
第7問
ゾミさんは、壱岐島の自然災害や防災について詳しく調べることにした。調査の目的とその方法について述べた文として適当でないものを次の①~④のうちから一つ選べ。
①壱岐島と九州本土を結ぶ船が欠航した日の風の強さや波の高さを知るために気象庁のウェブサイトを参照する。
②近世以降に発生した災害やその対策について調べるために、壱岐島の郷土史に関する文献を参照する。
③近年発生した大雨による災害にともなう被災家屋や被災者の数を知るためにAMeDAS(アメダス、自動地域気象観測システム)のデータを検索する。
④将来起きうる津波によって浸水が予測される範囲を調べるために、海岸沿いの地形を観察する。

①× : ネットで気象状況を確認する行為は正しい。
②× : 郷土史を確認することで昔の状況がわかる、
③〇 : アメダスは降水量などが確認できるが、浸水家屋などの影響まではわからない。
④× : 海沿いの地形を観察することで浸水時の影響が予測できる。

大学受験チャンネルとは | 問合せ | 免責事項

PCモバイル