2020年より変わる大学入試試験に向けた学習方法

現在のセンター試験は、2020年に出題形式が大幅に変わることがすでに決定しています。改めてどのような方向性になっているのかをまとめ、これからの学習で気を付ける観点を整理してみたいと思います。

まず、これまでの大学入試制度の移り変わりですが、かつての国公立大学共通第1次学力試験が大学共通第1次学力試験と改められ、1990年より現在の大学入試センター試験が行われてきました。

従来は国公立大学の入学志望者を対象としていましたが、私立大学も試験成績を利用できるようにするなど、試験自体を流動性のあるものに改めたのもこの時期です。

新たな入試制度との比較

試験 表面的な差分
大学入試センター試験 全教科・全科目で設問の解答をマークシートに記入する方式
新大学入試試験 マークシートに加えて、記述式問題が課される

大学入試センター試験に対して、新試験の表面的な差分としては上記の通り記述式が増えるという点になります。しかし、それほど大幅には増えないと考えています。記述式の場合には、どうしても人力での採点が必要になり数十万人以上の採点作業に支障をきたすためです。(近年のDeepLearningなどの技術向上にみられる機械学習を用いた自動文字判定も活用されると思いますが、最終的には人の目でチェックを行うと想定)

2017年11月に第一回試行調査試験が行われ、以下のような特徴がみられました。
①国語、数学Ⅰ・数学Aで記述式問題があり(他の科目はすべてマーク式。しかし、今後は順次記述が増えていくと思われる)。
②教科書で扱われないような初見の資料をもとに、より読解力や思考力が求められる。

受験者へのインタビューとしては概ね難化傾向にあると感じた方が多く見られました。なお、第一回試行調査試験は、以下のサイトから問題を参照できます。

http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h29_01.html

新大学入試試験では、記述式が増えるということだけではなく、出題側の意図や目的を把握することが大切です。これまでに報告されていることとして、21世紀型能力と称して生きる力をめざし、基礎学力をしっかりと習得しさらに探求力を育成するものとしているようです。

探求力に近い考え方としては、以下のような一連の思考を上げることができます。
・ある事例に対して疑問を持ち
・仮説を立てて
・それに基づいて多面的に考察し
・結果をまとめる

これからの学習の意識付けとしては、単に暗記型の学習を行うのではなく、なぜなぜを繰り返すことで、今まで以上に事象の真因を抑えることが重要になりそうです。

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